日本学術振興会 先導的研究開発委員会
「食による生体恒常性維持の指標となる未病マーカーの探索戦略」
(未病マーカー委員会)
委員長:阿部 啓子
東京大学 大学院農学生命科学研究科 特任教授

超高齢社会(65歳以上の人口が全人口に21%を超えた社会:日本は26.6%(2015年))を「幸福な社会」とするためには、健康寿命の延伸と生活の質の改善が重要となります。これまでは、疾患に繋がるマーカーにより、境界領域のヒトの罹患リスクの低減を図ってきました。今回、境界領域のヒトだけでなく、より広く、自覚症状はないが身体状態に異常な兆候がある「未病な状態」を的確に把握することができれば、ヒトの健康の維持・増進に貢献することが可能となります。
本委員会では、ヒトの持つ生体恒常性に着目し、生体恒常性維持の指標となる未病マーカーについて、食のイノベーションをもたらす、グローバルな新たな研究分野として議論してまいります。

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